human friendly robotを最初に使った人はだれなんだろうか

これが意外とわからない。

が、2つの使い方があると思われる。

一つは、人間と自然にコミュニケーションできるロボットのことである
人と共存することを目的にしている
単にコミュニケーションするロボットではなく、日常においてともに生活することを目指したロボットのことをいう

パロとかAIBOなどのロボットを指す言葉だと思われる。だが、きっちりとした定義はない。

なぜhuman friendlyという言葉が使われるようになったのか?
これについては、コンピュータとロボットの違いを語る必要があると思われ。
コンピュータは、人間の能力を高めるためや仕事を効率的に行うためにあるが、ただの道具に過ぎない。
コンピュータとのインタラクションは、キーボードやマウスでしかできない。インタラクションも人間のほうから働きかけないといけないので、一方向だ。

それに対して、ロボットは双方向のインタラクションができる。それに、音声や画像によって、人間と同じ方法でインタラクションできるので、人にやさしいといえる。キーボードを使いこなすのは大変だが、音声対話ができるなら誰でもできるということだ。

しかし、ロボットの進化は急すぎた。コンピュータからいきなり人型ロボットになってもコミュニケーションまで人と同じにするには各種の技術の進歩を待つべきだった。
人型ロボットを見ると、人は人間と同じことがロボットにもできると考えてしまう。コンピュータから徐々に人型ロボットに近づけていくほうが良かっただろう。

それゆえに私はパソコン型ロボットを使っている。ロボットの腕や足なんて大して役に立たないからである。
加えて、ロボットが高価なものになってしまう原因でもある。求められているのは、会話である。
子どもでも、高齢者でも、興味が有るのはそこである。

もう一つは、human friendly roboticsのこと。

工業用のロボット技術をそのままコミュニケーションロボットに用いるのではなく、人間の生活に身近であることに合わせたロボット技術を開発することを目的にする学問。

以上。