英語教育学会に参加した

英語教育は自分の研究のメインではないが,参考のため参加してきた.

以下,参考になったもの.

1.学習者の知能特性を考慮した英語授業づくり
Gardnerの多重知能理論によると,人間の知能は(1)言語的知能,(2)論理数学的知能,(3)空間的知能,(4)身体運動的知能,(5)対人的知能,(6)内省的知能,(7)音楽的知能,(8)博物的知能,の8つに分類される.これらを質問紙によって学習者の知能特性を調べ,各知能特性にあった授業づくりを行う

知能の定義という点で参考になった.

2.英語授業の楽しさを構成する要因に関する研究
英語授業学という分野では,授業の楽しさがどういうものかを研究している.
成長因子:より難しい課題に挑戦する
多様な学び因子:様々な取り組みにより学ぶ
参加表現因子:参加や発表による楽しさ
言語文化的理解因子:海外の分化を知る楽しさ
熟達因子:文法や長文がわかる楽しさ

3.よい電子辞書を皆の手に
辞書と友だちになることでしか,英語を習得することはできない.
電子辞書を常に持ち歩き,英語に触れることが上達への近道である.過去の偉人達も辞書を常に持ち歩いていたとか.

電子辞書以外にも,英語語源辞典も必須らしい

4.自律学習支援のためのTUFS e言語ポートフォリオ構築の試み
東京外国語大学独自のeラーニングシステムで,英語習得を目指す.ヨーロッパ言語共通参照枠に準拠しているらしい.
評価はTOEIC IPで行われる.

5.語彙と文法の関係性を見る
語彙力と文法能力の間の関係性を数値で示す.これらの間に相関関係が認められた.


これらの研究をどうロボットに活かしていくか・・・