小学校でのロボット援用教育の適用事例

今日は論文プロポーザルを作成
Today I made a proposal

ロボット援用教育の背景として、小学生の理科離れが進み,科学的なものの見方や,考え方ができない生徒が増えていること、コミュニケーション能力が低下していること。
As a background of robot assisted instruction, the students dislike science and can't think using scientific method.

原因は、現代の日本では少子化により家庭での会話が減り,地域社会の交流は少なくなっている.一方で,情報化社会の発展により,インターネットの中だけでしかコミュニケーションができない人も増えており,引きこもりは社会問題となっている.
Because the conversation of family is decreasing by low birthrate and contacts in local society is also decreasing. On the other hand, as developing of information society the people who can only communicates in the web, withdrawing is social problem.

内閣府が発表した,「科学技術と社会に関する世論調査」では,科学技術に興味を持つ人は増えているものの,実際に科学技術の成果に触れる機会は少ないと.


学校で学ぶ理科や数学が科学的センスを高めるのに役立っていないと言われる.

そこで,ロボットを教育に用いることが考えられる.ロボットに触れることが学習の動機になると考えられる.

ロボット遠隔教育とロボット演劇教育の2つのロボット援用教育を提案した.

ロボット遠隔教育ではコミュニケーションの活性化を目的に小学校にてロボットを用いた授業を行った.コンピュータの代わりにロボットを用いて授業を行うことは,授業内のコミュニケーション機会を増やすことに繋がる.また,学習に対する動機付けとしてもロボットは有効であると考えられる.

ロボット演劇はロボットのイメージを一般の人々に正しく伝えることを目的に行われた[6]が,演劇がコミュニケーション能力を高めるのに効果的であり,かつロボットを使うことが生徒のロボットに対する理解を助けると考え,ロボット演劇教育を提案し,小学校にて実際に行った. これにより,ゲーム形式で生徒のコミュニケーション能力開発支援と科学技術への興味を引き出すことができたと考える.

[6]石黒 浩, 平田 オリザ: “ロボット演劇”, 日本ロボット学会誌, Vol. 29, No. 1, pp.35-38, 2011